引用元：https://www.morico.co.jp/
| 会社名 | 株式会社モリコー |
|---|---|
| 住所 | 東京都目黒区目黒本町2丁目16番14号 |
| TEL | 03-3711-5511 |
現場の声に応え、確かな技術で100年近くにわたり支えてきたのが株式会社モリコーです。1924年の創業以来、印字・捺印機器の分野を中心に発展を続け、現在では自動化装置や除菌機器など幅広い分野へと展開しています。本記事では、同社が提供する代表的な製品や技術力、そして未来に向けた取り組みを紹介します。
精密な印字技術で現場の生産性を高める
印字や捺印は見た目以上に繊細な作業です。製造や出荷現場での効率化や品質管理を支えるため、モリコーは高精度な機器を多数開発しています。用途に合わせてカスタム設計も可能で、現場の課題にきめ細かく対応できるのが特徴です。以下で「スタンピーシリーズ」「ヘリオス」「Printeer」などの主要製品について詳しく見ていきましょう。搬送機付き捺印機「スタンピーシリーズ」
「スタンピーシリーズ」は、書類やパッケージに押印を繰り返す現場で高く評価されています。搬送機構を備えた設計により、印字位置のズレを防ぎ、一定のスピードで正確な捺印が可能です。作業の自動化により、スタッフの負担を軽減しながら安定した品質を保つことができます。
インクジェット技術を活かした「ヘリオス」「Printeer」
産業用インクジェットプリンターの分野でも、モリコーの技術は際立っています。「ヘリオスシリーズ」では、最大108mm幅・1200dpi対応の高解像度印字が可能で、医薬品パッケージやラベル印字など厳密な品質が求められる業界に対応しています。また、コンパクトな「Printeerシリーズ」も人気で、小ロット生産や多品種ラインに柔軟に対応可能です。
検査機能付きカートンレーザー捺印装置
印字後の検査まで自動で行うカートンレーザー捺印装置は、製品出荷時の品質管理に欠かせません。印字内容をリアルタイムで確認し、不良や欠けを検知します。誤印字によるリスクを抑え、製品の信頼性を高める仕組みとして導入が進んでいます。
医薬・カード業界でも活躍する応用技術
印字や搬送で培った技術は、カード関連や医薬分野にも応用されています。どの製品も正確な制御と耐久性を備えており、人の手では難しい繊細な作業を自動で行うことができます。カード自動投入機・ラベル装置
カードやラベルを一定の速度で搬送し、印字や貼付を行う装置も多数揃っています。作業の自動化により、生産ラインのスピードを向上させ、誤投入を防止します。カードの表面状態を保ちながら処理できるため、精密な印字が求められる分野でも安定稼働が可能です。
添付文書計数検査装置
医薬品の添付文書を自動でカウントし、正確に封入されているかを確認する装置も提供しています。人の目では見落としやすい枚数のズレを防ぎ、製薬企業の品質保証体制を支えています。ミスを未然に防ぐことで、患者の安心にもつながる技術です。
インパックラベル捺印検査カード投入機
印字・検査・投入の3工程を1台で行うこの装置は、生産ラインの自動化をさらに一歩進める製品です。作業効率を高めながら、品質チェックも同時に実施できるのが魅力的です。これにより、省人化と信頼性向上を両立しています。
除菌・洗浄で社会の安心を支える新分野へ
モリコーは、印字や搬送機構の技術を応用し、新たに衛生・除菌分野へも進出しています。近年では、感染症対策や衛生管理が社会全体の課題となる中で、モリコーの製品がホテルや医療現場などで注目を集めています。以下で詳しく見ていきましょう。「まもりくんシリーズ」で安心を提供
代表的な製品がカード除菌洗浄機「まもりくんシリーズ」です。これは、ホテルのルームカードキーなど、日常的に多くの人が触れるものを自動で洗浄・除菌するというものです。すでにホテルニューオータニ(東京)への導入実績もあり、衛生面への配慮を重視する施設から高い評価を得ています。
技術力を活かした独自設計
「まもりくんシリーズ」は、八王子市中小企業新商品開発制度にも認定されています。カードの表面を傷つけずに除菌できる構造や、自動搬送機構など、印字機器で培った技術が応用されているのです。このように精密機器を扱うモリコーならではのノウハウが、衛生分野にも活かされていることがわかります。
次の100年へ向けた挑戦
2024年12月に創立100周年を迎えるモリコーは、今後も「印字」「搬送」「除菌」の3つを軸に、新しい価値を創り出していく方針です。国内外の展示会への出展や、オンライン展示会の開催などを通じて、より多くの企業に技術を届けています。既存製品の改良はもちろん、用途に合わせたオーダーメイド対応も行い、顧客の課題解決を支える姿勢を貫いています。
